カブの全能さに感服して 前編

 1つ問います。自粛期間に大量発生した料理に興じる方々、今も料理してますか?

 

 僕はしょぼいキッチンのマンスリーに暮らしていたから自粛期間には料理という料理をしておらず、そういった方々の投稿を指を咥えてみておりました。美麗なシステムキッチンとかを見て羨ましくなったことは今までにもありましたが、料理できる環境そのものを羨ましく思ったのは後にも先にも自粛期間だけなように思います。

 

問いに戻りましょう。今も料理してますか?していなかったらこの記事を是々非々で読んでいただきたいです。していても参考になるかもしれません。今回の投稿は当ブログ史上トップクラスで実用性に富んでいる、そう自負してます。まだ書いてる段階ですけれど。

 

そもそも料理が続かないのは何故か

 そもそも論のお話でですね、料理が続かないのは何故なのか。時間が無いから、外食がしたいから、(一応自粛期間が明けたので)そもそも続ける必要が無くなったから。挙がってくる声として、自粛にちなんだものは多いでしょう。時間が出来て料理する、外食できないから料理する、自粛にちなんでする。しかし、その根底には「思ったよりコスパ良くないから」って理由がありませんか?

 

節約だとかダイエットだとかで自炊に興じるも、気付いたら料理してない根本の原因は、コスパが良くないからなのです。少しだけしか使っていない調味料。逆に少しだけ残る野菜やお肉。それを避けるべく(?)定着した「男の料理」という概念。どれも、購入した費用+時間+労力=コストと満足度を比較すると見合ってないし、外食に劣る。そういった構造こそ、料理が続かない根本の原因なのです。

 

料理を続けるための解決策

 その解決策として僕からの提案は2つです。

 

 先ず、使いきれる調味料を調達して料理の幅を広げることです。「料理のさしすせそ」なんて言い方しますけど、酢と味噌は買っても、初心者には使いきれません。花嫁修業をする人くらいからやっとだと思います。使いきれないのはコストになりますから、酢と味噌は一先ず要りませんし、それらを使う料理はしないか、他で代用します。味噌なんかは小分けのインスタント味噌汁とか使えばいいんです。出汁も入ってるし、使わなかったら味噌汁セットとして食えば消化もできるので、一石三鳥です。酢は後で使う料理を紹介しますけど、気に入らなかったら購入の必要はありません。Mizkanさんごめんなさい。

 

 

 2つ目は、使いきれる量を購入することです。これは食品と共通するお話ですが、1単位当たりの量が多いと若干安くなっているのでそちらを買いがちです。が、余したら結局高くつくので、購入は小さい単位でいいです。幸い世間の個食化に合わせて量販店も小ロットの商品が増えているので、高く感じてもそちらを買うことをオススメします。1リットルの料理酒とか、使いきれる人いるの?家飲みする人は封を開けて結構経った日本酒とか焼酎で代用してください。

 

そして、ここで、補足というか物事の核心というか筆者の伝えたいことです。センター試験の問5,6くらいの設問で問われるやつ。「肉は使う日か次の日用のだけ買え、野菜もネットに入った量の多いやつとか買うな、カット野菜を使え。」です。24時間営業の店も増えてますし、今はコンビニでお肉とか野菜とか売ってる時代です。そのへんを買ってください。コスパガー!と悲観する人もいますが、前述の通り余さないことが重要なのです。外食するとよほどのファストフード店でもない限り700円~1,000円するわけで、それを労力を賭して安上がりにしているのです。1食400円~500円に仕上がっても、御の字です。「自炊・節約して偉い」、「たまにはできなくてもしゃーない」を繰り返して自分で料理することに慣れていくわけです。慣れればカット野菜も美味しく調理出来ます。しかも、自分の手で。

 

まとめ ーカブの全能さに感服して下さい

 タイトルの飛躍に驚かれる方もいらっしゃるでしょう。ここまでのまとめとしては、料理が続かない理由は「コスパ」。その策として、「使いきれる」をキーワードとして、使いきれる調味料だけで、使いきれる食品だけで料理を始めることを勧めています。これに合致し、なおかつ扱いやすいものこそが、そう。カブなのです。

 

 次回、「カブの全能さに感服して 後編」です。

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