しかたないじゃん

何かしらのUIが変わる度に、「変わって凄く使いにくくなった!」と言う人がいるけれど、それって今までの形からの変化を嫌っているだけなのではと、ふと気づいた。そして、今までの形からの変化を嫌っているだけっぽいことっていっぱいあるよなと感じた。

 

諸所のDX化、リモート勤務、嫌いだけど離れたくないパートナーとの関係、アニメの2期、与党、謎のマナー、適切な距離の人との関係。変化の数だけそれを嫌う勢が絶対にいて、それが愛とか好意とか故なのかわからないが、徒党を組んで声を大きくしている。今年で言えば、twitterのX化は批判が多く集まったなと思うけれど、使用感が変わらなければ別にどっちでもいい気はしているというのが本音だ。関係値の低いフォロワーが表示されなくなって、広告や興味に関連する発信者ばかりが表示されるのは使用感が変わっていると言えばその通りだけれど、ロジックが取捨選別してくれていると思うといくらか合理的な気もしてくる。

 

変化を促す役割を担う営業の人たちでも、一方で自分の日常に起こる勝手な変化を嫌っている。そう考えると、変化を嫌う人たちの行動を変容させるって思った以上に難しいんだなと感じた。そして、現実を受け止められずにふわふわ漂っている路傍のビニール袋みたいな自分の感情は、変化を嫌っているのか、はたまた変化を受け入れられずにいるのか、自分でもよくわかっていない。こんな論理展開をしていたら、ひろゆきみたいにエンタメに正論をかまされてしまいそうだが、これがエンタメでもない真理でもない、ちょうど絶妙に微妙なところにある人の感情なんだよなあと持論に妙に納得している。

 

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