フェチズムをくすぐるような

キャラクター設定とかってなんかフェチズムをくすぐるようなものがあるといいなと思う。色んなフェチズムがあるから、なんかしら刺さる人には刺さるんだろうけど、自分のフェチズムに刺さるようにキャラクターを作ると、途端に結構気持ち悪くなるというか、モノを書くときに制約になるから不思議だなと思う。自分の恥との戦いというか、なんというか。

 

そういえば、文章を書くのも自分の恥との戦いだったなと思い出す。いつぞやから書き始めた頃、この文章はなんか恥ずかしいなと投稿を渋って闇に葬ったものがいくつもある。今読み返すと過去の自分に共感性羞恥を覚えることはいまだにあるし、ほんのささいな一文に「この文章痛いな~」と思うこともある。

 

ただまあ、一度世に出してしまった文章の恥ずかしさは、ひっこめようがないので仕方がないといつの間にか思えるようになった。世に出すときに納得して出しているからかなと思う。あるいは恥への耐性が付いたからかな。自分が思っているほど、周りの人はそのことを痛いとも恥ずかしいとも思っていない。

 

ということで、僕は浮世離れして抜けたキャラが好きだと最近気付きました。現実世界であんまり出会うことはありません。でも、本質的にそういった要素を孕んだ人って実はいないこともないんだろうなと思ってます。そうだったらいいのになくらいの希望的観測かもしれません。こうやって青春病からもボーイミーツガール病からも抜け出せないんだろうなあ。とりあえず、また恥のアーカイブを積み重ねることができました。