30万円の特大万馬券を外した話

去る2024年12月28日(土)、JRA主催の2024年最後のG1グレードであるレース「ホープフルステークス」のお話。

 

競馬を嗜んだことのない方でも耳にしたことはあるであろう、暮れのグランプリレース「有馬記念」を終えた6日後に行われる「ホープフルステークス」。同年の6月からデビューした2歳の若駒が中山芝2,000mに集い中距離ナンバーワンを決めるこのレース、人気を集めたのは北村友一騎手の乗る6番クロワデュノール号であった。

 

過去に有力馬を多数輩出している東京スポーツ杯2歳ステークスを素質十分に勝利し迎えたこの一戦で、クロワデュノール号は真価を問われる格好になった。2歳という年齢は人間でいうところの中高生くらいの年齢で、まだまだ幼さを見せる馬が多い。ちぐはぐな競馬で能力だけで勝ち上がる馬も少なくないし、同レースで人気を集めた馬が最後のコーナーで外側に逸走し勝ちを逃したことは記憶に新しい。

 

彼もまたそういった幼さを垣間見せたことのある馬で、勝ちを疑ってみたり、他の有力馬を信じてみたり、そういった思惑で作り上げられた当たり馬券の配当、いわゆるオッズが1.8倍であった。そう、それでもこの馬の勝ちを信じる馬券購入者が多いという結果であったのだ。

 

かくいう僕も彼の勝ちを信じて止まなかった。3着までの馬の番号と着順を当てる必要のある馬券、三連単の1着は彼以外指定をしなかった。後は2着以下、数多あるファクターの中から5,6頭に絞り、配当妙味のある馬券に点数を絞った。

 

前で述べたように、2歳という年齢は馬にとってはまだまだ若い。有力馬の集まるレースで競馬を、レースを、走り方を教えるなんて表現をする騎手もいるほどに、まだまだ成長する余剰があるのだ。そのため、3着以内に有力馬以外が来る、いわゆる「荒れる」ことが往々にしてあるレースなのである。人気に惑わされず、前走までのレース結果を加味し、根拠のないファクターであるオカルトなんかも参考にして馬券の点数を絞ったのだった。

 

 

クロワデュノール号の最終直線の走りは圧巻だった。3歳になってからが本当に楽しみな走りで、レースが冠した名前の通り希望の溢れる結果に終わった。

 

一方で、3つ目のコーナー手前から半ば暴走のような走りをした馬がいる。杉原誠人騎手の乗る11番ファウストラーゼン号だった。

 

一般にスタートから少し経ってからはスタート後確保したポジションでレースの隊列を成す。その動きの中でポジションを変えるために隊列を崩すとなると、後ろに行くか前に行くか。前者の場合は馬の走る気を削ぐ必要があり、後者の場合はその分の体力を使う必要がある。どちらにせよ最後の直線で全力を出す余力を失くしてしまう諸刃の剣であるのだ。

 

ファウストラーゼン号は3つ目のコーナーには先頭に立ち、そのまま最後の4つ目のコーナーへ。最後の直線で粘りこむ作戦に出て3着。出走した18頭の中で17番人気という低人気馬の激走であった。

 

2着は1枠1番のジョバンニ号。内枠の利を生かして大回りしない経済コースを通って直線で伸びきった。この馬も6番人気の伏兵で、1番人気・6番人気・17番人気の決着。三連単は年間26つあるJRAのG1レースで5番目の高配当である293,380円となった。

 

 

 

3頭とも2着以内で買ってんねん…!クロワデュノール3連単頭固定やねん!!ジョバンニも2着で買えてんねん!!!なんでピコチャンもマスカレード戸崎もおらんねん…。あと、本当にファウストラーゼン来るなよ!夢が夢じゃなくなっちゃってるじゃん!買っといて来るなよってのは本当におかしいのだけれど、現実味を帯びまくってて、副業の休憩中に発狂してしまったよ!マジで。

 

変な馬券の買い方は心臓に悪い。軍資金がないなりに理にかなった馬券の買い方をしないと、後で痛い目を見る。そんなことをしっかりと教えられた2024年年の瀬の馬券購入者悲しみの一文でした。こう考えると、配当が100万円を超える帯封は凄いし、やっぱりギャンブルにはそれなりに元手が必要だと思わされます…。あと、デスブログは継続しているので、今年こそデスブログ回避を目指してブログを投稿したいと思います。