"なんか"

元来、昼夜逆転の生活感の人間だと、生活習慣が狂うのは一瞬で、また朝寝て昼に起きる人になりそうな予感がしている今日この頃。今日は洗濯機を回しては昼寝をし、起きては洗濯機を回す生活をしていた。同じ境遇の人からのふいな電話、明日からはこんな生活なんかしてられない。

 

性加害のお話がここぞとばかりに出てきて、男性と女性の認識差みたいなのが浮き彫りになっている一方で、原作者と映像制作者の歪みのお話が端に追いやられて小さな話になりそうで怖いなと、世の中で取り沙汰されているニュースを眺めていて思った。

 

もちろんどちらも被害者のいるお話で、その被害に第三者なんかが優劣をつけることなんてできないけれど、どちらも根本には飯を食うためのメディアが存在して、その在り方が問われてきているように感じる。今の世の中を生き残るのって、一昔前から比べるとゲーム性が変わりすぎている。

 

前者は外野があれこれ言い合って社会の毒しか生まれない気がするので個人的には話が大きくなってほしくないし、後者は今後同じことが起きないようになあなあな幕引きにはならないでほしい。今後起きてほしくないのはどちらも一緒か。前者を今後起きてほしくないと思えなかったのは、自分が男性側の立場にたっていて今後起きないことをすでに諦めているだけか。

 

どちらも本当のことが分かって、線引きなり、分かり合う土台なりができればいいなと切実に思っている。思っているんだけれど、本当のことが分かるなんて相当難易度が高い。それゆえに本質的にはすでに諦めているところもあるし、考えれば考えるほど人の欲ってグロいなと思ってしまう。一先ず、命を落とされた原作者様の無念を思うと、胸が痛いし性加害の話なんかと一緒にしてしまってごめんなさいと思わずにはいられない。ごめんなさい。