所帯じみるということ

 昨年、結婚した友人が僕の周囲で5人ほどいる。28歳という年齢を考えれば、多くはないであろうし、皆今も幸せに生活していることと思う。

 

今回書きなぐりたいのは、結婚し所帯を持った際の年末年始の過ごし方だ。それも、子供が生まれてからのだ。殊更主観に満ちていて、行き届いていない甘い考えも多分に含まれているであろうが、ほくそ笑んでご容赦いただきたい。

 

 書き進めていく前に、仮定の話をしよう。北海道出身で現在福島県で仕事をしている僕が、もし万一仮に何らかの奇跡が起きて結婚し子供を持つ家庭を築いたとした時、相手が北海道出身の人であろう確率は極めて低いものだといえる。現行、それに近い女性との接点は無いし、今後出会うとしても数ある都道府県の中で、ピンポイントに北海道出身の女性とお付き合いするのは稀であろう。

 

そうなった時、帰省するとかしないとか、親に挨拶しに行くとか行かないとかで揉めるのは非常に面倒だ。揉めるのはおいしく作る際の唐揚げとおっぱいだけでいい。

 

 そこで提言したいのが今回の本題だ。三が日は各々の実家に各々帰るというのはどうだろうか。とどのつまり、年末年始別に一緒にいなくて良くね?ということだ。

 

この提案、呑んでくれる女性がどれほどいるのかは分からないが、呑んでくれる方が理想の女性と言ってもいい気すらしてくる。しかし、付き纏ってくる問題もある。

 

 先ずは、子供の問題。これは非常にイージーだ。おっぱいが必要な乳飲み子でなければ、年ごとの当番制としてはどうだろう。今年は僕が子供を連れて、来年は相手が連れて帰るといったふうにするということだ。これであれば、不公平感は無いし、各々はねを伸ばす良い機会にもなるであろう。

 

 

 それよりも、二つ目に挙げる問題、古臭い考えを押し付けて年末年始くらい家族で顔出しなさいよとか言い出す両親の存在が非常に難儀だ。そういった判断に理解のある両親を持つ女性と結婚しなければならないというのが僕からの視点だ。そして、割と自分の両親も顔出しなさいよとか言い出す両親だということも問題だ。

 

この二つ目の問題を解決するべく、前に話した友人の一人がしていたたまに相手方の実家に顔出してるという行動に着目したい。友人曰く、たまに相手方の実家に顔を出して食卓を囲んでいるとのことだ。実に素晴らしい。そして、打算的な物言いをすれば、年末年始に実家に帰省するためにそれくらいの労力はイビチャ=オシムものではない。首都圏近郊ならより容易い所業であろう。これもクリア可能だ。

 

 三つ目は、個々での行動が気になるとかの夫婦間での問題だが、それはまあ双方で話し合えば良かろうもん。僕はすすきのでおっぱいが揉めればいい。否、それは嘘だ。断じて嘘だ。嘘です。誰に言い訳をしているのか分からないけれど、嘘です。友人に会い、美味しいラーメンが食べれればそれでいい。

 

 

 って、思ってるんですけど、実際どうなんでしょう。昨年は友人の話を聞いていて、家庭を持つって本当に大変だなあって事あるごとに思っていて、年末年始のやりとりの中でふとこんな風に考えてました。そして、書き終わって、自分の両親の件はクリアできてねえことに気付きました。ラインのやり取りを見ていると、昨年結婚した姉はさぞ大変そうです。