好き。という気持ちをモジにしました

 明日に控えた大きな変化にワクワクしながらも、明日に控えたサヨナラにサウダージしている心を何に例えよう。

 

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 許してほしい恋心なんかではないし、ハピネスがグッバイするわけでもない。 そもそも、自分の意志で手に入れたものではないし、なし崩し的に昨年4月に手元に収まっただけだ。それでも、13年間を思い起こすと、走馬燈と呼んでも差し支えない数々の出来事が駆け巡ってくる。

 

 明日、母から譲り受けた車を、我が家で13年乗った愛車を、手放します。

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 助手席に乗ることが好きではなかった自分は、誰かの横顔を見てきた思い出はやっぱり特にはなくて。そもそもそんな思い出が生まれる出来事もなくて。

 

 犬のフンを踏んだ友人がそのまま動画を撮ってた現場だったりとか、酔った上司と姉を迎えに来させたりとか、北海道を離れるフェリーに一緒に乗ったことだったりとか、鮮明に思い出されるのは最近のことばかりだなあ、なんだかなあってなっちゃう。

 

 それでも、「いや、いっぱいあるよな」って根拠がないけど確信しているこの感情は、きっと間違ってない。

 

 晩年はオイルがすぐ無くなるし、クーラー効かないしで、ポンコツ感は一入だったけれども、手放す前夜はノスタルジーだなとしみじみ思う。

 

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 気を取り直して、冒頭の話に戻ろうと思う。

 

11月から悩みに悩んだ車の納車を明日に控えてワクワクしていることは間違いないのだが、手放す車のことを考えると何とも言えないこの気持ちを何かに例えたい。

 

そんな心模様を手放す車のキャッチコピーを表題にして、ブログのネタにしてしまおうという、そういった記事です。

 

 

 一番最初に思い浮かんだのは、結婚前夜に愛人とデートしている気持ち。

 

のび太君が結婚前夜にしずかちゃんのオトンの話を聞かないで、ジャイアンスネ夫と酒をしっぽり飲みもせず、愛人のジャイ子との逢瀬に馳せる感じ。

 

書き連ねるほど違うからこれは却下だ。

 

 次の候補は、学生という身分から社会人になる前夜。

 

なんでも前夜にしがちなのは、納車前夜だから仕方ないにしても一辺倒で面白くない。そして、社会人になる時、希望にもワクワクにも満ち満ちてないからMonday満ちない。

 

 それじゃあということで、浪人時代を経て大学生になる前夜はどうだろう。

 

自由過ぎた日々と生まれ故郷を離れる名残惜しさ、新天地での未知の生活を送るであろうワクワク感。出発前夜は苦楽を共にした高校浪人組での幸せ肉を食う「第一回 美味いもん食う会」。

 

 これは合致するだろ!というのは早合点、早呑み込み、minute man。浪人してない人のほうがワクワクしてるし、そもそも俺、行きたい大学にも地域にもいけてねえし。変な方向でノスれ始めてしまったし。今までのこの気持ちを返してほしいです、本当。

 

 

 ということで、結論。自分は今まで感じたことのない感情で明日の納車を楽しみにしています。

 

勢いで連絡してしまった皆様、お付き合いしてくれた方々、ありがとう、すみませんでした。

 

脈絡はなくなってしまいましたが、今年もよろしくお願いいたします。