主人公

家の近くのイタリアンでランチをする。前にあった店舗からの常連らしい老年の方、ランチ会に興じるママ友3人。お店を切り盛りするおばあちゃんは常連の老人と話し込み、空のコップには見向きもしない。在宅勤務の折、たまに行っていたお店で、いつもと変わりのない日常なのに、見える景色も少し変わっていた。

 

日常から脱しよう。そのために一旦のんびりしようとひたすらに弱い決意を胸に、2日間過ごしたが、やっぱり何か予定を決めたほうが良さそうで、ただひたすらに億劫になっている。友人からのお声だったりはかけてもらっているけれど、なんか一回整理したいって気持ちで、やんわりふんわり断っている。

 

僕と同じ境遇に陥った派遣社員さんは、2月1日からの勤務をすでに勝ち取ったらしい。もともとバイタリティに溢れている人だから、労働の意識を絶やしたくないらしい。おそらく励ましの気持ちも込めて昨日は長電話に興じてくれた。彼は主人公という言葉をよく僕に向かってかけてくれるけれど、そういう意識はもっと持って過ごしてもいいかもしれないと思えた。弱い主人公だって、主人公らしくない主人公だって今の世の中にはいるわけですし。ね。

 

話は変わって、以前と同じ不自由な状況に陥ってます。ブログが。主に僕自身の今の思考のせいではあるのだけれど、同じ轍を踏んで、頭をかいているところです。ただ、今の状況って本当にイマしか味わえないし、もう同じことしたくねえよなあという戒めも兼ねて、癖づいたこの手慰みは続けていきたいなとやっぱり思っています。

 

さて、今日の分も打ち込み終わったので、歩いていける居酒屋に酔いに行ってみます。満席とかだったら嫌だなあ。