オール明けの睡眠負債は簡単に取れないのはわかっているけれど、昨日ボーッとし今日はスッキリ起きたとて、脳の働きが制限されている気がする。身体は正直です。
前回は、最近の音楽との付き合い方を「シチュエーションによって変えてる」と表現し、朝のひとときやのんびりしたいとき、いわば静の時間の過ごし方を綴りました。
今回は、その対極にある「動」の時間の過ごし方を綴っていこうと思います。もう直近僕なんてもんの「動」と言えば、ジムに行ったときの音楽。この選択は非常に効果に影響があります。
キーワードは「没入」。いかに普段より高いウエイトを上げることとか、いつもより少しでも速いペースでチャリを漕ぎ続けるかとかには、この「没入」が大事なのである。理論とかは素人だからよくわからないけれど、BPMっていうんですか?1分間の音が間隔良く織り成されている音楽がやっぱりいいです。
また、この「没入」にはサビまでのもどかしさがあったりすると尚良いです。チャリを漕いでいる時にサビでもうひと踏ん張りできる感覚が味わえると、筋肉的にもストレス負荷的にももう最高。終わった時に音楽も筋肉活動そのものにも充実感を覚えることになるでしょう。
ジムに通い出してから上で書き連ねた条件にピッタリ合致した曲が、ASIAN KUNG-HU GENERATIONの「Re:Re」。この曲はサビまでのもどかしさではなく、Aメロへの入りのもどかしさがある曲だけれど、ここもひたすら小気味よいリフが気持ちが良くてテンポ良いノリを保持したまま6分を耐え忍ぶことができます。変に拍子が変わらないことも没入できる要因かもしれないです。
あとは、知らない曲は一長一短あるんだけれど、知っている曲のカバーはかなり「没入」に効果的だなと思います。知ってる曲でノリを担保して、元曲との違いに集中する~みたいな、必要に応じて、聞き流しと音楽への集中を使い分けられます。
最近は邦ロック界隈でトリビュートアルバムが多くて楽しい。クリープハイプがすごく好きとかではなんだけれど、クリープハイプのやつとか、かなり楽しみです。
これも良かった。茹だるような暑さの群馬時代を思い出すんだけれど、別に原曲を群馬時代に熱を入れて聴いていたわけでないってのも良いのかもしれないです。名曲が定期的にカバーされてリバイバルするのは音楽シーン的に良いことだっていうのはもちろんだけれど、この曲の周期はホントに凄いなと思います。完全に余談です。
そんなわけで、「動」の時間の過ごし方を綴ってまいりました。次回は結びとして、去る8月16日に行ってきたSONIC MANIAの回顧をしつつ、なんか始まったこの能書きの総括をしたいと思います。アツいうちに回顧したろうかなと思ったけれど、なんか動について書いてからのほうがキマりいいなと今はスッキリした気持ちでいます。