慣れと馴れ

 慣れは馴染むことで、馴れは動物がなつくこと・転じて物事に慣れることらしいです。日本語って難しいですね。

 

 住み慣れた土地に最終的に居着きたいと常々申し上げている僕ですが、一方で若い今のうちに色々な所に住んでおきたいとも思っているわけです。都道府県としては3つ目のこの福島県での生活も早半年、文明の利器である乗用車の所有から特段困ることなく過ごしております。しかし、気付きました。違う土地に行って本屋とかCD屋でモヤモヤした買い物をすることってありませんか?

 

 趣味が本・音楽・ゲームなので、書店・CD屋には意味もなく出向く人間で、今春の異動後はスーパー・クリーニング屋の次くらいにTSUTAYAタワレコを探しました。幸いにもしっかりとしたTSUTAYAタワレコの存在を確認して安堵し、定期的に利用していたんです。が、今日諸々行ってきてふと気付きました、この街のTSUTAYAタワレコになんか違和感があるということを。

 

原因はもちろん「福島県だから」って訳ではなく、慣れ親しんだ本屋とかCD屋の配列とか構図に引っ張られてるから。分類は同じタワレコなら一緒のはずですし、構図に文句なんてつけません。ただですね、こんなに米津玄師と星野源とサイレントサイレン推さなくてよくね?とは思うんです。

 

札幌PIVOTのタワレコを例にとると、ジャンル別にそれぞれ棚割りされて程よい幅で縦に五十音並んでるんです。その棚割り上から下まで一列星野源の所と米津玄師の所があるんです。今をときめく人気アーティストですから、それはいいんですしゃーないんです。でも、米津玄師はですね、列の横ちょの推しアーティストとか割と新譜の並ぶ棚も一列独占してるんです。並んでるCD一緒だろうよと。俺買ったじゃん、もういいじゃんと。そんな「Lemon」並べてどうすんだよ!それなら「檸檬タージュ」並べようよ、いっそ。

 

 そして、同様にですね、サイレトサイレンゾーンもあるんです、棚の上の表紙見せてコメント付けられる部分3列分くらい独占して。白河出身のメンバーがいるとかで、風とロックにも呼ばれてるから、多少推す心情は大いに賛成なんですが、サイレントサイレンがそこ独占して、もう「な行」の上もサイレントサイレンやんけ!ってなっちゃってるんです。Nulbarichが「は行」の上にいるし、フォーリミテッドサザビーズがもうどっかいっちゃってるじゃん!ってなっちゃってるんです。

 

GReeeeN推しすぎるのは好きじゃないので辟易しつつも、地元を応援してくれる心意気に対して応える素敵なことだなって思うんです。黒い影4人並んだパネルとか、サイン入った制服着たマネキンとか、目頭が熱くなる直筆コメントの大弾幕とか、大いにやってくれ!って感じなんです。でも、サイレントサイレン1人だけじゃん。でんぱ組と一緒じゃん。1列、いや2列で良いじゃん。他の福島県出身のアーティスト推したれと思っちゃうんです。

 

いや、そもそもそれら推してるせいで、タワレコ限定のCDとか取り寄せになっちゃってるし、買いたかったモールルとかきのこ帝国とかのCD見つけにくいし、検索で在庫ありになって場所の示されたレシート印刷しようとしたら半年間ずっと故障中だし、直してくれって何回か伝えたし。こう、ウマが合わないんです。目くじら立てすぎなんでしょうけど、合わないのはウマなんです。同じ哺乳類ですけど。

 

 終始タワレコの悪口みたいになってしまったんですが、あるだけでオールオッケーというのは間違いないです。高崎からは消え去りましたし。今日もしっかり在庫から探し出してきてくれた店員さんは何も悪くないです、むしろ感謝してますありがとうございます。ギャラバンじゃなくて、ギャバンですけど。TSUTAYAへの苦言も多々あるんですが、収拾がつかなくなりそうなんでこの辺で。

 

あれ、でも、福島のアーティストへの苦言みたいにもなってるから、「福島県だから」が原因みたいになっちゃってる?これ。それじゃあ、GReeeeNとサイレントサイレンに押しやられてすっごく隅っこになってる猪苗代湖ズ頑張れ!というエールでごまかしつつ、結びとさせていただきます。今週も頑張りましょう。