インフラとスプラ

夜と夕に競馬に外れてひとしきり悔やみ終わったあと、ローファイのポケモンBGMアレンジを肴に自問自答している。以下雑多書き。

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インフラ設備とか社会インフラとか、「インフラ」という言葉は耳慣れない言葉ではなくなった認識だけれど、インフラではないものってなんだろう。インフラの正式名称はインフラストラクチャ。建造物を下支えするものとしての比喩表現・概念的表現としての意味があり、人が営む社会生活に不可欠な水道・電気・ガスなどに用いられだした頃から聞き馴染んできた記憶がある。ITとかでいうと、アプリケーションに対して機器とかのハードウェア・OSとかのソフトウェアのことをインフラという、はず。

 

語源でいうとinfra+structureの造語。infraに対して、上部のという意味の対義語がsupraがある。suprastructure・スプラストラクチャという言葉はもちろん聞き馴染みがない。言葉の成り立ちにおいて、suprastructureがある前提で、それを下支えする土台が大事だよねってことでできた造語のようだ。

 

では、そのスプラにあたるものって何だろう。前に挙げたITの部分でいえばソフトウェアであろうし、社会でいえば生活になるだろう。インフラをインフラたらしめるための決まり事と考えれば、法律や制度もスプラになるのか。でもこれは、社会を社会たらしめるために下支えしているものだからインフラでもあるのか。上部・下部があるのだから思想の左右と一緒で、それらが置かれている位置関係によって、インフラでもありスプラでもあるものがあるのか。例えば普遍的なお話をすると、誰もが幸せになりたいとして、幸せのインフラとして社会があるのか、とか。少し宗教染みてきているし、宇都宮線に乗るくらいの方向性の違いが出てきたが、スプラありきのインフラという考え方で間違いないらしい。

 

求人を見る折、社会インフラになりたいと掲げるスタートアップの会社をよく見るのでこんなことを考えていた。会社においては、人材はスプラでしかなくて、役割によってインフラ的立ち位置とスプラ的立ち位置が割り振られる。数と配置に拘るナナミンはやっぱり偉大だなあと感心しつつ、「〇〇のインフラ」の〇〇の部分が大事なんだよなあと実感した。とりあえず、スプラトゥーンはおそらくスプラではないし、スプラストラクチャになりたいと掲げる会社もでてきそう。というか、ありそう。