心の行く末に広末

朝に散歩をしたいと思い始めて半月、今日ようやく3回目の実施に至った。雲の少ないひらすらに良い天気で、せわしなく行き交う車や人とのコントラストで少し負い目を感じながらちょっと遠いコンビニまで歩いた。30分弱の往来。やろうと決意したことをできた嬉しさはありながらも、こんな生活をこの先いつまで続けられるのだろうという不安も覚えた。

 

何か物事を習慣化する時には、「やらないと…」の義務感の先の「やらないと"きもちわるい"」の一種の強迫観念に近い状態まですると定着しやすいらしい。そのために、①心理的障壁を排除し、②どんな条件下でもやる、この2つが必要になるようだ。

 

「やらないと"きもちわるい"」心理を作るために、心理的障壁を無くす。一見矛盾してそうで面白いではないか。"きもちわるい"と思う心理を作り出すために、やりたくないと思っている細々しているものを分解して明確にして1つずつ取り除いていく。"きもちわるい"と思わせるために別の心理的障壁も作ることもあるかもしれない。きもちよくなるためにきもちわるくなる。もはや、広末といっても過言ではないのかもしれない。

 

とはいえ、②のどんな条件下でもやる、がことさら難しい。「やらなきゃ意味ないよ」と奮い立たせることができたら、すでにやっているはず。「気持ちや気持ち」で動けるなら朝でも夜でも動ける。いつぞや読んでブログにも書いた『小さな習慣』で書いてたとおり散歩するのにジャージを着たらヨシ!とするとか、毎日の継続が難しいものは1週間単位とかで考えて条件を緩和する!といいのか?でもそれって継続なのか?そんなふうに思ってしまう折には、ダルビッシュの至言を自分に刺す。期間が空いたって続けていれば継続だし、やろうとする行動をとれるだけで成功体験なのだ。

続けるのが苦手な方へ…ダルビッシュ有が「継続」の秘策を2つ伝授 本田圭佑も称賛「このやり方なら継続できるのも間違いない」:中日スポーツ・東京中日スポーツ

 

みんな心に日大監督か型枠大工がいて、やらなきゃ意味ないと、気持ちで奮い立たせようとしている。「やらなくたっていいからたまにやれ」って言う圧力緩和日大か「気の持ちようや!気の持ちよう!」って言うパラダイムシフト型枠大工が自分の中に飼えた先に、何かのご褒美をぶら下げながら、「たまにやらなきゃ気持ち悪い」天使広末が待っているのかもしれない。